ONVIF、Open Source Spotlight Challengeの 受賞者を発表

カリフォルニア州サンラモン発2018年8月3日。IPベースの物理的セキュリティ製品の国際標準化イニシアチブをリードするONVIF®は、初となるONVIF Open Source Spotlight Challengeの受賞者を発表しました。

 

カナダで活動する開発者Liqiao Ying氏により提出された受賞アプリであるCAM Xは、ONVIF対応のカメラから得られた情報を保存するためにブロックチェーンソリューションを活用する人工知能ベースの物体検知システムです。本イベントは、BeMyAppとの共催で、2カ月間にわたりオンラインで開催されました。ONVIFが提供するプロトコルを使用して、高度なビデオストリーミング用のオープンソースのモバイルまたはデスクトップアプリを作成した開発者には、高額賞金が授与されます。

 

提出されたアプリは、ビデオ圧縮規格のH.264およびH.265の両方に対応するプロファイルTリリース候補との互換性が必要です。本イベントでは、開発者は、Axis Communications、Bosch Security and Safety Systems、Dahua Technology、Hikvision、Uniview製のプロファイルT機能を備えたプロトタイプのオンラインカメラに接続しました。

 

ONVIF技術委員会の委員長であるハンス・ブッシュ氏は次のように述べています。「本イベントの目的は、クリエイティブなオープンソースのアイデアをONVIF組織や業界の外から求め、我々の視点を拡大することでした。さまざまな提出アプリで採用された多様なアプローチとONVIFによる将来のアプリのさらなる開発の可能性が見られ、胸が高鳴りました。」

 

全体で37の提出アプリが、イノベーション、実装の実現可能性、機能性、およびアプリのナビゲート機能と使用法の簡単さに基づき審査されました。7名のファイナリストに各自800ドルを授与し、1位、2位、3位にはそれぞれ3,000ドル、2,500ドル、2,000ドルを授与しました。2位のRPOS Open Source Cameraおよび3位のOpen Cameraを含む、ファイナリストが提出したアプリすべてをwww.onvif.orgでご覧いただけます。

 

2008年に設立されたONVIFは業界をリードする有名なフォーラムで、IPベースの物理的セキュリティ製品の相互運用を促進しています。ONVIFでは、カメラ、ビデオ管理システム、アクセス制御の分野における世界有数の加盟企業に加え、10,000近くのプロファイル対応製品を有しています。プロファイルS(ビデオストリーミング)、プロファイルG(録画と保存)、プロファイルC(物理的アクセス制御)、プロファイルQ(改良された簡単なセットアップ機能)、プロファイルA(より幅広いアクセス制御の設定)、およびプロファイルTリリース候補(高度なストリーミング)とともに、ONVIFは引き続き会員と取り組み、ONVIFに対応する製品を提供できるIP相互運用ソリューションを増やしていきます。

 

ONVIF対応製品の詳細情報(ベンダーと対応モデルを含む)は、ONVIFウェブサイト(www.onvif.org)でご覧いただけます。

 

報道関連のお問い合わせ先:

 

アンドリア・グラル (Andrea Gural)

エクリプス・メディア・グループ (Eclipse Media Group) ONVIF担当

電話: +1.207.233.7507

電子メール: agural@eclipsemediagroup.net

 

ケビン・シャダー (Kevin Schader)、ONVIF事務局長

2400 Camino Ramon, Suite 375

San Ramon, CA 94583, USA

電話: +1.928.395.6773

電子メール: info@onvif.org

 

 

ONVIFについて

ONVIF®はグローバルでオープンな業界フォーラムであり、IPベースの物理的セキュリティ製品の相互運用性の確保と統合の促進を目的に、それら製品間の通信の標準化に取り組んでいます。ONVIF2008年に設立され、IPベースの物理的セキュリティ製品のグローバルなオープンスタンダードを開発しています。会員企業には、メーカー、ソフトウェア開発者、コンサルタント、システムインテグレーター、エンドユーザー、ONVIF活動への参加を希望するその他の利益団体が含まれます。